はじめに
WPP2023でゲートガーディアンがリメイク&超強化されました!この新規のゲートガーディアン…実は罪宝スネークアイととっても相性が良いんです!ということで今回は摩訶不思議なシナジーを持ったデッキ「罪宝ゲートガーディアン」について紹介します!大会向け’ガチ’寄りのレシピとなっております!!
新規カード紹介
デッキ紹介の前に、まずはゲートガーディアン・罪宝それぞれの新規カードについて見ていきましょう。
各合体モンスター
この度、三魔神が合体したモンスターが融合モンスターとしてリメイクされました!三体合体のゲートガーディアンのみならず、二体合体のモンスターまでいます!まるでXYZです。
召喚条件は融合を必要とせず「場の該当カードを場から除外する」というもの。召喚条件までXYZですね。一見するとレベル7の魔神モンスターを場に並べなければいけないこの「場から除外する」という条件、実はモンスターの状態である必要はありません。
というのも、今回新しく登場したガーディアンをサポートするカードには「魔神モンスターを永続魔法扱いで魔法罠ゾーンに置く」という効果を持っているものが多くあります。これを使い魔法罠ゾーンに魔神モンスターを揃えていき、それを除外することで簡単に合体魔神を特殊召喚することができるのです。
また、三体合体の合体魔神ゲートガーディアンのみ、「手札か墓地からも除外して特殊召喚できる」というデザインになっており、他と比べて素材を揃えにくい分出しやすくなっております。
中でも強力なのは下半身が合体した風水魔神です。風水魔神の効果は「1ターンに2度まで場の魔法罠の効果を無効にする」というもの。ノーコストで魔法罠2回無効はかなり強力です。いかにして風水魔神を立てるか、というのがゲートガーディアンの先攻での課題になります。
魔神を魔法罠ゾーンに置くカード
先述した魔法罠ゾーンに魔神モンスターを置くカードとしてはラビリンスウォールと魔戦車があります。共に1ターンに1度デッキから魔神モンスターを置けます。
ラビリンスのほうは名称ターン1がなく、ラビリンスにアクセスする手段が豊富であればあるほど合体モンスターを出しやすくなります。ラビリンスはシャドウグールを手札から捨てることでサーチできます。テラフォーミングやその他フィールド魔法にアクセスするカードをできるだけ採用して、1ターンに複数回ラビリンス効果を使いたいところです。
各ガーディアンサポートカード
その他、ガーディアンが存在する時に使えるカードなど、ガーディアンをサポートするカードも多数あります。
固有効果はどれも場にゲートガーディアンが場にいるときにサポートする効果となっており、ゲートガーディアンが場にいること前提なのでちょっと使いづらいピーキーなものです。
固有効果のほかに共通効果として「墓地から除外することでデッキ・除外状態から魔神を手札に加える」という効果もあります。1枚で2度おいしい、現代遊戯王に合わせたデザインになってますね。
固有効果がちょっとピーキーで、共通のサーチ効果についても、手札に魔神を持ってきたところで特に強い行動ができません。そのため、今回のレシピではこれらは採用しませんでした。
蛇眼の炎燐(スネークアイ・ボブルズ)
10月28日発売のPHNIで登場するスネークアイの新規です。
①の効果はドロー以外の方法でデッキに加わると手札から特殊召喚するというもの。篝火やエクセルなど、スネークアイにはサーチ札が多く存在するのでとても強く生かせますね。
➁の効果は着地時にスネークアイ魔法罠をサーチするというもの。普通に強いですね。
③の効果は墓地に送られた場合に墓地の炎属性を魔法罠ゾーンにおけるというもの。スネークアイは場の表側のカードを墓地に送るという若干重めのコストを要求するので、大変ありがたい効果ですね。特に➁の効果でサーチした原罪宝スネークアイのコストを軽減できるのがスマートで良いですね。
シナジー
罪宝とゲートガーディアンの主なシナジーは以下の3点です。
魔法罠にモンスターを置くという共通点
ラビリンスで張った魔神モンスターを蛇眼の炎龍の効果で出したり、逆に蛇眼の炎龍の効果で置いた魔神モンスターを除外して合体魔神を出すこともできます。
ゲートガーディアン側で罪宝のコストを供給
罪宝スネークアイは場のカードを墓地に送らなければいけないという、やや重めのコストを要求します。そこで、ガーディアン側は使い終わったフィールド魔法などをコストとしてスネークアイ側に供給してあげることができるため、スネークアイ側はコストの心配をせずに展開できます。
風水魔神で魔法罠・ウーサやリトルナイトでモンスターの妨害
風水魔神は強力な制圧効果を持っていますが、あくまで魔法罠しか無効にできず、モンスターでの除去には簡単にやられてしまいます。そこで、スネークアイ側のリンク展開でアポロウーサやリトルナイトを出してあげることで、魔法罠・モンスターどちらにも妨害を構えることができます。
展開
ここまで見たように、ゲートガーディアンの中で特にパワーが高いのが風水魔神です。先攻でラビリンスを2回発動してこの風水魔神を立てつつ、スネークアイ側でリンク展開をし、魔法罠とモンスターどちらにも妨害を構えられるようなのが理想形です。
「ラビリンス+罪宝側の初動」という初動の組み合わせでこれを実現する展開を紹介します。デッキレシピはこれらの展開を軸において考えてあります。
追記:キュリオスの強制効果で、張るべき魔神モンスターがデッキから墓地に行ってしまった場合
キュリオスを使った展開にて、キュリオスの強制効果で魔神モンスターが墓地に行ってしまう場合があります。ラビリンスウォールは墓地から魔神モンスターを張ることはできないため、この場合風水魔神が成立しなくなってしまいます。
この場合、主に以下の2つでケアします。
- リトルナイトで除外
- スーガから張ってヒューガが落ちたらセレーネで蘇生
リトルナイトを使ったケアがもっとも簡単で、展開の最後にリトルナイトを出し、墓地の魔神を除外してあげることで除外ゾーンからラビリンスで張ることができます。
次に、セレーネを使ったもので、キュリオス成立後にさらにリンク数に余裕がある場合はセレーネを立ててヒューガを蘇生することができます。例えば、先の篝火&ラビリンスの展開ではこれが可能です。このほかにもセレーネでヒューガを蘇生することは結構あるので、ヒューガとスーガどちらから張るかというのは少し考えどころです。
デッキレシピ
基本的な考え方
先に掲載した展開のような手札や状況ならばそれを行うのですが、もっと上振れの手札もあれば下振れや手札誘発を受ける場合もあります。そのような場合、基本的には最初に自分の手札を見て以下のどの状況に該当するか把握し、どこに着地点を持っていくのかを想像してから動きます。
- 手元のカードでラビリンス2回発動できることが確定している
→例えばラビリンス重ね引きなど。普通に風水魔神を出して、残りのカードはとにかくリンク数を伸ばすことを意識して展開。 - 手元のカードでラビリンスが1回の場合、ほかのカードでキュリオスを立てられるか否か
→動画のような手札(ラビリンス1枚と罪宝側初動札)の場合。展開途中でキュリオスを出すことを目指す。 - ラビリンスが1枚もない or スネークアイのコストが足らなそう
→風水魔神の成立はあきらめ、ラビリンスで置いた魔神モンスターでさえもスネークアイのコストにして展開。
1,2が理想ですが、2の展開途中で誘発を受けた場合や明らかに風水魔神が成立しなさそうなときに、ゲートガーディアン側をすべてコストにしてスネークアイ全開で戦う3の動きにを取れるのがこの構築の強みです。終末の騎士を使った展開などでは誘発を受けた際に、ラビリンス1枚と展開途中の棒立ちモンスターというどうしようもならない盤面で終わってしまいます。しかし、スネークアイならば召喚権を割かなくても展開できるため、展開の途中で手札誘発を受けたとしても、2の矢3の矢で展開を続けることが可能です。をすることができ、最低限の妨害を構えることができます。
まとめ
いかがでしょうか?罪宝とゲートガーディアンの摩訶不思議なシナジー。より実践的な構築にしようとするとゲートガーディアン関連のカードがどんどん減ってきて悲しいですが…風水魔神のパワーが頭三個分くらい飛び抜けているので仕方ないですね…(風水魔神の頭ってどこだろ?)
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