『霊獣解説~前編』新規カードの紹介【遊戯王OCG】[2023/11/20]

(1)は、自身を手札から捨てて霊獣モンスターの追加召喚を行う効果。霊獣は召喚権以外で場に並べるのが苦手なので、かなり便利な効果です。特殊召喚ではなく召喚なのも良くて、召喚時に効果を発動する霊獣モンスターとの相性も良いです。

(2)は、場の霊獣モンスターが戦闘効果で破壊される場合、場か墓地から自身を取り除くことで身代わりにできる効果。結構便利ですね。

(3)は、自身が除外された場合にデッキから霊獣モンスターを特殊召喚する効果。この効果、革命的です。この効果と、後述するノチウドラゴの存在から、霊獣に2種の1枚初動を与えます。というかそもそもサーチ札の無い霊獣にとって、好きな霊獣にアクセスできる札というのはかなり貴重です。特に精霊獣に関しては今まで触れる札がほぼありませんでした。これで霊獣の安定力が飛躍的に向上するでしょう。

(1)は、場のほかの霊獣モンスターに対象耐性を付与する効果。先のレラの破壊耐性と合わせると、霊獣にかなり厄介な耐性を付与することができます。

(2)は、聖霊獣騎モンスターに共通の、自身をEXデッキに戻すことで除外の霊獣モンスターを特殊召喚する合体分離効果。ただ、ほかの聖霊獣騎モンスターと違って出せるモンスターが1体になっております。自身の特殊召喚の条件が緩いため調整でしょう。

(1)は、場にいる限りお互いにコストによるリリースができなくなる永続効果。珍しいピンポイントメタ効果ですが、このデザイン元はおそらくインフェルノイドメタですね。ニビルや原罪宝スネークアイなど、一見コストによるリリースっぽいものも打てないものが多いので注意です。

(2)は、除外から霊獣カードを回収し、霊獣モンスターの追加召喚を行える効果。とてつもなく便利です。リンク4で切り札みたいな顔しておきながら、実は展開の中継役にもなり、さらに展開を伸ばしてくれます。既存の霊獣メインモンスターは効果にターン1がついておりませんので、回収して追加で召喚すればさらに効果が使えますね。

(3)は、自分の場の霊獣カードと相手の場のカード1枚ずつを対象にとって除外する効果。シンプルに強い効果ですね。自身ももちろん霊獣カードなので、最悪自身を除外しても妨害効果を出せます。

(1)は、場の霊獣の種族の数×200ポイント、相手の場モンスターの攻撃力を下げる永続効果。一見地味ですが霊獣は攻撃力がそれほど高くないのでありがたい効果です。

(2)は、相手に霊獣モンスターを見せ、それとは種族の異なる霊獣をサーチし、手札1枚捨てる効果。要するに手札が減るかつ条件付きの霊獣モンスターサーチです。一見すると弱そうな効果ですが、これが霊獣初のサーチ魔法なんです！サーチ魔法をもらえたというだけで革新的なので満足しておきましょう。

(3)は自分の場にモンスターが2体以上同時に特殊召喚された場合に、フィールドのモンスター1体の表示形式を変更する効果。聖霊獣騎モンスターに共通の合体分離効果を使うと誘発するようなデザインですね。相手ターンに分離効果を使って攻撃を防ぐという使い方が容易に想像されます。意外なところだと自分のターンでニビルをもらった際に、ニビルトークンの表示形式を変更して攻撃する、などの運用ができますね。